◆“ispaa”会議の音響シンポジウム
“ispaa”とは“The International Society of Performing Arts Administrators,Inc.
”というホール経営、運営者の国際組織である。その第三回目の会議が6月13日から16日までの4日間、ミュンヘン市ガシュタイクに隣接するシティ・ヒルトンホテルで開催された。
今年の会議はガシュタイクが世話役となり、館長のハインツ氏のアイディアで、セッションの一つとして“The Impact of Concert Hall Acoustics on the Performing Arts”という音響関係の話題が取り上げられた。そのスピーカーとして、アメリカからラッセル・ジョンソン、西ドイツからヘルムート・ミュラー(ガシュタイクの音響設計担当)、イギリスからニコラウス・トムソン(建築家)、それに日本から永田の4人が招かれた。
司会は事務局のワーズ・ウォース嬢で、次の六つの議題の中から四題を選んでスピーチする予定であった。