◆日米ジョイントミーティングから
日本音響学会ASJとアメリカ音響学会ASAとの第二回目のジョイントミーティングが11月14日から18日までの5日間ハワイ・ワイキキビーチのシェラトンホテルで開催されました。10年ぶりのことです。
建築音響関係はまずヌートセン記念特別講演として、神戸大学の安藤先生の話から始まりました。“The inner universe:A multidisciplinary approach to the acoustics of concert ha11”というむつかしい話でした。一方で今流行のステージ音響についての特別セッションが設けられましたが、まだ焦点が絞られるレベルではありませんでした。
また、東大生研の橘先生の主催でインフォーマルなセッションとして、日本における最近の室内音響計測技術の現状とそれを利用した欧米のコンサートホールの音響特性の調査結果、第二国立劇場を中心としたコンピュータシミュレーションとモデル実験の紹介などがありました。音響設計については永田が発言を求められ、最近の演奏会の現状からみたホール音響の課題について紹介し、音響設計者としてコンサートの現場に学ぷことが多々あることを強調しておきました。